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運命とは
運命とは、ファンタジー作品において、個人の意思だけでは変えがたい出来事の流れや、あらかじめ定まっているかのように見える結末を指す概念である。
作品によって、世界の秩序として受け入れられる場合もあれば、選択や出来事の積み重ねで形が変わるものとして扱われる場合もある。
運命の扱いは、登場人物の自由意志と、物語の結末がどのように決まるのかを読み解く手がかりとなる。
作品ごとの違い
指輪物語
- 扱い
- 運命は世界の秩序として扱われ、登場人物の選択と結びつきながら物語の方向性を左右する。
- 性質
- 未来の確定というより、選択の積み重ねが「避けがたい結末」に収束していく形で示される。
- 物語での表現
- 旅や犠牲を通して、偶然に見える出来事が後から意味を持つ形で描かれる。
- 補足
- 運命は束縛というより、引き受けるべき責任として強調されやすい。
ウィッチャー
- 扱い
- 運命は人間関係や社会のしがらみと結びつき、当事者の意思に反して関係を固定する力として働く。
- 性質
- 確定した未来というより、過去の因縁や選択の結果が形を変えて繰り返し現れるものとして示される。
- 物語での表現
- 逃れたい関係や責任が具体的な出来事として返ってきて、葛藤の原因になる。
- 補足
- 運命は救いにも負担にもなり、何を守るかの判断を迫る形で現れやすい。
ハリー・ポッター
- 扱い
- 運命は定めとして語られつつも、最終的には選択が結末を決めるものとして扱われる。
- 性質
- 未来が固定されるというより、信じ方や恐れが行動を変え、結果に影響する形で示される。
- 物語での表現
- 避けようとする行動が結果を近づけるなど、運命の理解の仕方が物語を動かす。
- 補足
- 運命は免罪符ではなく、選ぶ責任を強調するための枠組みとして使われやすい。
氷と炎の歌(ゲーム・オブ・スローンズ)
- 扱い
- 運命は確信としては扱われにくく、予兆や思惑が人の判断を左右する要因として働く。
- 性質
- 定めというより、権力・血統・恐怖などの条件が選択肢を狭め、結果として避けにくい流れを作る。
- 物語での表現
- 運命を信じた行動が争いを激化させ、破滅や勝利の引き金になることがある。
- 補足
- 運命は神秘よりも現実の力学と結びつき、取り返しのつかなさとして描かれやすい。