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使命とは
使命とは、ファンタジー作品において、特定の人物や集団に課される「果たすべき役割」や「避けて通れない目的」を指す概念である。
作品によって、本人の選択として引き受ける場合もあれば、血統・予言・立場などによって外側から定められる場合もある。
使命の扱いは、登場人物が何を優先し、どこで迷い、どのように行動を決めるのかに影響しやすい。
作品ごとの違い
指輪物語
- 扱い
- 使命は旅や任務として具体化され、個人の勇気よりも「引き受ける決断」が重視される。
- 性質
- 避けがたい役目として提示されつつも、果たし方は当事者の選択に委ねられる。
- 物語での表現
- 使命を背負うことで仲間や誘惑との対立が生まれ、行動の基準になる。
- 補足
- 使命は名誉よりも責任として描かれやすい。
ハリー・ポッター
- 扱い
- 使命は対立の構図と結びつき、最終的に向き合うべき課題として明確に置かれる。
- 性質
- 外側から与えられた役割が起点になるが、引き受けるかどうかは本人の意思が重視される。
- 物語での表現
- 使命が成長課題になり、学びや仲間関係が行動の支えとして描かれる。
- 補足
- 使命は「特別さ」の強調よりも、選択と責任の説明に使われやすい。
十二国記
- 扱い
- 使命は立場や制度と結びつき、社会の中で果たすべき役割として扱われる。
- 性質
- 外側から押し付けられる形で始まることが多いが、最終的には自分で引き受け直す形になる。
- 物語での表現
- 使命の理解が深まるほど判断が変わり、統治や責任の重さが具体的に描かれる。
- 補足
- 使命は「個人の願い」よりも「役割の自覚」を軸に語られやすい。
ナルニア国物語
- 扱い
- 使命は予言や役割として提示され、物語を前に進める明確な目標になる。
- 性質
- 定めとして語られる一方で、当事者が信じて踏み出すことが重要になる。
- 物語での表現
- 使命が試練の形で現れ、選択の結果が世界の秩序に影響する。
- 補足
- 使命は善悪や秩序の側に立つ理由づけとして使われやすい。
ゲド戦記
- 扱い
- 使命は外から与えられる命令よりも、自分の行いの結果に向き合う責任として扱われる。
- 性質
- あらかじめ決まった目標というより、状況の理解が進むほど「すべきこと」が定まっていく。
- 物語での表現
- 使命は派手な任務よりも、迷いと判断の積み重ねとして描かれる。
- 補足
- 使命は名誉ではなく、結果を受け止める姿勢として示されやすい。
ベルガリアード物語
- 扱い
- 使命は予言や対立構造と結びつき、果たすべき役割として物語の中心に置かれる。
- 性質
- 定めとしての側面が強いが、本人の受け止め方や成長が過程として描かれる。
- 物語での表現
- 使命が旅や戦いの理由になり、仲間の役割分担も明確に示される。
- 補足
- 使命は「役割の自覚」と「引き受ける決断」を軸に描かれやすい。