目次
名誉とは
名誉とは、個人や家、集団が重んじる評価や体面、守るべき行動規範を指す概念である。
作品によって、騎士道や武名のように外部から与えられる評価として描かれる場合もあれば、内面的な誠実さとして扱われる場合もある。
名誉の扱いは、何を恥とし、何を正しい行いとみなすかを通じて、社会の価値観を示しやすい。
作品ごとの違い
指輪物語
- 扱い
- 名誉は誇示よりも、責任や誠実さとして静かに重視される。
- 性質
- 地位や血筋の名誉だけでなく、約束を守ることや信頼に応えることが名誉と結びつく。
- 物語での表現
- 名誉が仲間への忠義や自己抑制として表れ、誘惑に抗う理由になる。
- 補足
- 名誉は武功よりも、振る舞いの一貫性として示されやすい。
ウィッチャー
- 扱い
- 名誉は騎士的な理想として語られる一方、現実の利害と衝突しやすい。
- 性質
- 個人の信条としての名誉と、社会が求める体面としての名誉が分かれて描かれることがある。
- 物語での表現
- 名誉を守る選択が不利を招くことがあり、現実とのギャップが人物像を形作る。
- 補足
- 名誉は理想として尊重されつつも、皮肉を帯びて扱われやすい。
氷と炎の歌(ゲーム・オブ・スローンズ)
- 扱い
- 名誉は貴族社会の規範として重要だが、権力闘争の中では弱点にもなりうる。
- 性質
- 体面・家名・誓いが名誉と結びつき、破れば立場が崩れる一方、守れば不利になることもある。
- 物語での表現
- 名誉を優先するか生き残りを優先するかが対立を生み、勢力争いの分岐点になる。
- 補足
- 名誉は美徳としてだけでなく、利用される規範として描かれやすい。
十二国記
- 扱い
- 名誉は体面よりも、職分や役割に対する責任として扱われやすい。
- 性質
- 個人の誇りとしての名誉だけでなく、統治や職務の遂行に伴う信用が重視される。
- 物語での表現
- 名誉を守る行為が統治の正当性や信頼の維持につながり、判断の基準になる。
- 補足
- 名誉は武名よりも、義務と誠実さの問題として描かれやすい。
ベルガリアード物語
- 扱い
- 名誉は騎士的・英雄的な規範として扱われ、行動の動機になりやすい。
- 性質
- 誓いを守ることや正面から戦うことが名誉として評価され、裏切りや卑劣さと対比される。
- 物語での表現
- 名誉が味方の結束や対立構図を分かりやすくし、人物の役割を整理する。
- 補足
- 名誉は価値基準として明確に提示されやすい。